2.淡水赤潮

 高度成長の時代(1960~70年代)に沿岸開発や湖沼流域の人口増加に伴って、赤潮が多発するようになりました。

これを解決するために流域からの排出物質の総量規制(1979年~)やメーカーによる洗剤の無リン化(1985年)、さらに下水道の整備が進められ、赤潮の発生は少なくなってきています。

1980年代にはいると、河川上流部に建設されたダム湖での赤潮の発生が注目され、海の赤潮と区別し、「淡水赤潮」と呼称されるようになりました。これまでに管理機関による対策が進められてきましたが、現在も多くのダム湖赤潮(淡水赤潮)が発生しています。

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淡水赤潮表紙